熱い男

どうにか体育祭が終わった...担当の係りだったもんで,準備とか後片付けとか諸々でめちゃんこ精神的にも肉体的にも疲れた〜〜.


そういえば久しぶりの日記ですなあ.面白い話はたくさんストックされているのに23時過ぎに帰ってくるとブログを更新する気にならないのねww 早く夏休みになれ〜(たぶん毎日引率とか補習とか講習とか部活なんだろうけど).


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なんだか学校で僕は「熱い男」と認識されてしまっているらしい.まあ,からかいが半分以上なんだけど何かを言ったりやったりすると「熱いよ〜」と他の先生にも(一部)生徒にも言われる.いじってくれるだけいいか.
先日は体育祭のリレーメンバーの順番を決めるときに,放課後,高1の各クラスの代表者を集めたのね.で,集まりが悪いのと集まったらザワザワうるさいわで「アホかお前らいい加減にしろよ」と少し叱ったのよ.そうしたら目の前に座っていた僕が授業を担当していない他のクラスの女子が小声で「やっぱり熱い…」だって.つーか“やっぱり”ってナニヨ.そもそも名前も顔も知らないから.お前誰だよwww


でも良い面ももちろんあるんだよな.やっぱりうだうだしていた体育祭の係り会議のときに,教室の後ろのほうで,僕が地理を教えている灯台を狙っていて学校で1番学力優秀だけど性格が歪んでいてオカシい奴に少し話をした.「俺は本当にしっかり勉強を教えたいんだよ」「勉強ができる・できないは関係ない」「でも君には何が何でも灯台に入ってほしいんだよ.矛盾してるか?」「どんな奴でもいい.誰でも勉強する必要性を感じさせたい.“大学に行きたい”と心底思わせたい」ってね.そうしたらそいつは「先生やっぱり熱いわ」って言って「大丈夫ですよ.僕は期待を裏切りませんよ」だって.かっけー.
マジで泣きそうになった.「そうかじゃあ一緒に頑張ろうな」って言ったけど死にそうだった.だってそいつは教員を選ぶようなふざけた奴なんだよ.ああ自分は選んでもらえているんだなって情けないけど思ったよ.
また後日,ある先生がそいつのクラスに授業に行ったら風邪を引いたか病院に行ってるとかで来てなかったらしい.先生が他の子に「休みなの?」と聞いたら「あー,今日は地理の授業があるから絶対にきますよ」だって.うれしいよ.そういう話を聞くと.


下らないんだけど,嘘ついたり知ってるふりしたって結局はばれちゃうもんだよ.そんなに生徒はバカじゃない.でもなぜか大人は大人のフリをしたがる.知らず知らずのうちにかわざとかわからないけど.俺は嘘はつきたくないし嘘をつく必要がない.知らないものは知らないし,知ってることは知っている.世の中や他人の心はわからないよ.だけど自分の心は知っている.本気で生徒に勉強を教えたいし,良い人間になってほしいと思っている.建前でもクソみたいに下らない教員の殻を被り演じている教員をしているわけじゃない.本気でそう思ってるんだ.変かな? でもそういう変なやつも世の中にはいるんだって,授業でもホームルームでも熱く語るときは生徒はみんないつになく真剣に聞いているんだよ.