明日からではなく

毎日日記を書こうとしていたのにサボってしまった.まあしょうがないか.力尽きて気付いたら寝てましたヨ.

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昨日は職場の非常勤の先生たちと恒例になっているボーリング大会でした.チームを組んでやっているんですが,「勝つぞー!!」ってやっているのに実際勝ち負けとかはどうでもよくwwいい感じのレクリエーションです.
その後は飲み.いつもはどーでもいい話を肴に楽しく飲んでいるんですけど,今回は少し違う部分がありました.乾杯をするときに「おめでとーございます!!」と言った先生がいたんですね.何となくわかったので僕は「ありがとーございます!!」と返しました.「来年の春から別の学校で専任が決まったんですよ」と話を続けました.みなさん祝ってくれましたけど寂しいなーって.ありがたいことです.
そこからちょっと真面目な話.僕が専任決まったことでなにかへんてこなことになってるみたいです.来年からクラス編成とカリキュラムの都合上,B中学高校では歴史の授業コマが少し減って,地理の授業コマが少し増えるのです.僕がいなくなることとカリキュラム上のことで,新しく地理の先生を増やさなきゃならない.だから「今いる3人の歴史の非常勤の先生に来年度もお願いします…ということにはならないかもしれません…」という話が社会科主任の先生からあったらしいです.ボーリング仲間の先生はその3人の先生も含まれているのですよ.
なんか歯切れが悪い話なんですよ.地理の先生が減るのなら地理の先生を補充すればいい.なんで歴史の先生を削る必要があるのかと.少し授業コマが減るなら,講師の先生3人のコマを少しずつ削るとかいろいろ方法はあるだろうに.で,ここでまたやっかいなことに社会科非常勤の先生はもうひとりいらっしゃるのですが,その先生は年齢も我われよりもけっこう上で,社会人の経験があり,奥さんもお子さんもいる方です.人当たりもいいし知識は深いし,ものすごくいい先生なんですよ.教員経験は今年からの1年目なんですが,その先生の来年度どうこうの話は社会科主任の先生はされなかったということでした.んーー複雑です.その先生は高校のOBなんですよね.もしかしたらB高校で専任への昇格があるのかもしれません.それなら辻褄が合うんですけど.でもそういう話はよくあることなので,僕を含めて特に何とも思ってないんですが,そのことによって誰かが辞めなければならないのなら,また少し変わってくるのかな.いや,誰が悪いって訳じゃないんですけどね.
就職活動をしなくちゃならないかなーってそういう雰囲気になりました.でもひとりの先生は「僕はしないですよ」と言ってましたけど.んーーこれもまた難しい話です.「絶対に専任になった方がいいですよ.今はいいかもしれませんが,あと3,4年もすると私の気持ちもわかりますよ.でもわかったときにはかなり辛い思いをするかもしれません」とは失礼だとは思ったけど言わずにはいられませんでした.僕だって最初は,自分は今は非常勤で経験を積むときだって思っていました.でも経験は専任になってからだって積めるのですよ.むしろそっち側に立たないと得られない経験もある.それと選任への道は年齢的なものもあって,よっぽど本人の経験か実力かコネクションがないと,非常勤からは脱出できなくなってしまうのです.
「女性の方がその点はのんびり考えてしまっているのかなって思います」と,これまでの話を聞いていた女性の先生が言いました.「言い方は悪いですけど,女性の講師の先生は何が何でも専任に!とは思ってないですよ.もちろんそうでない方もいるかもしれませんが….それでも男性の非常勤の先生よりはプレッシャーはないです」と続けました.「でも僕は何にもそこまで重く考えてないですよ」と,冗談っぽく男性の先生.「それは現実から目を背けようとしているだけじゃないんですか?」と女性の先生.ちょっとちょっと.柔らかく言っているようですが,お酒が進みすぎですよ・・・・・・でも実際そうなんですよね.
「重く考えていない」と言った先生.たぶん本当は考えてますよ.非常勤を何年もやったことのある先生ならそれはぜったいにわかる.それは教員だけじゃなくて,非正規雇用の人なら誰でもそうじゃないかな.こんなの公正な実力勝負で決まるわけじゃないよ.そんなことを言ったってしょうがない.でもストレスは溜まるんだ.「へんな時代だな」・・・そんなことを言ってもしょうがないのはわかっているんだって.

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そっから話題は変わっていつもどおり盛り上がって飲みは終了しました.でもなんかいやーな気分だったので「カラオケ行きませんか?」って冗談で言ったらみんなノリノリで,予想外の流れで2次会はカラオケに.みなさん歌上手いのね.「チャットモンチーがいい!」って言ったら新卒のかわいい先生が歌ってくれたよ.萌え過ぎた.死んだ.
僕は19とかバンプとか歌っていたら「先生の歌う歌ってなんだかわかる気がします」って世界史の先生に言われた.あははは青春中毒なんですよ.遥か遠く戻れない時間がすぐ目の前にあって,中高生はその貴重さに気付いてないから,それを伝えたくて教員になったってのはありますよね.そうしたら「先生が専任になれる理由が確実に理解できました」だって.そんなもんかね.教員を志す人は多かれ少なかれ,みんなそう思っているでしょう?
女の先生の歌う歌はいいなぁ.ZARDの永遠とか,大塚愛本人よりこっちの方がいいんじゃね?とか.接待カラオケじゃんこれ.最後は国語の先生が椎名林檎のギブスを歌ってくれた.この歌は何度聞いても切ないね.いろいろ思い出し過ぎて.また4月がきて,同じ日のことを思い出しても,また別の道を歩いているんだよ.そう考えるととても悲しい.
センチな気分になって昨日は日記を書くのをやめた.寝落ちではなかったよ.