給料

前回のエントリでお金の話をさらっとしたけれど給料が入っていた.こんどの職場は給料日が早い・・・らしい(僕は給料日さえ知らなかった).金曜日に給与明細を貰って(それをまじまじとながめた職場のトイレの中で)愕然とした.






今まで貰っていた給料より十数万円も多かったから.



自分の席に帰ってきてしばらくしてあることに気づいた.僕は確かに怒っていた.
新しい職場は今までの仕事とはかなり違って忙しい.でも基本的には変わってないわけじゃない? 担任業務はあるけれど(下らない会議もあるけれど)生徒にものを教えることが仕事で,授業をしてなんぼなわけだよ.でも純粋な授業時間は1コマ去年よりは減っている.それでも給料はべらぼうに増えている.
そりゃ貰えるものは貰うよ.でもさ,去年までの給料がいかに少なかったということと,正規雇用と非正規雇用の途方もない差を数字の上で確実に知ってしまったのよ.もうバカじゃないかと.
学校の経営はそれほど優良ってわけじゃない.それでも給与がある程度の水準保たれているというのは労組の存在があるからかもしれない.だけどそのお金の捻出先は非常勤の先生たちで,その方々がいるからこそ我々の暮らしは維持されえいるのだと思わざるを得ない.非常勤を7年もやっていた自分だからそう思う.だからこそ矛先のよくわからない怒りでやりきれなくなったんだよ.
でもどれだけきれいなことを言ったって僕はこの立場を離すわけにはいけないんだ.だって年齢とともに給料が増えていかないと,いくら仕事が楽しかったって一生の仕事にはできないから.それを思うとまた自分に腹が立って,そして世の中の不平等に悲しくなった.