もう10年経ったのか

いや,11年か.





今日は高校の部活の同窓会.顧問の先生のマンションのイベントホール(?)に集まって飲んだり食ったり.僕は遅れて参加したので半分ぐらいの人が帰った後だった.近くの寿司屋で2次会の後,先生と僕と僕の同期の男2人,4人でしばらく歩いて,なんか,なんつーか,言葉にできない気分になった.
先生は僕の就職のことをめちゃんこよろこんでくれて「よかったな.よかったな」を連発していた.「お前にはやっぱり高校時代のときのように人生語ってほしいよ」ってもう本当にカンベンシテクダサイ..(部活はいつも部長の一言で練習が終わっていた.僕はなぜか部長だった)
先生のすごさを感じますよ.先生と同じ立場というのも偉そうで恥ずかしい.僕はまだ何にもわかってないしできてない.ダメダメです.先生の前ではいつまでも一生徒だし,まだまだ教えてもらいたいことだってたくさんある.「もう俺が言うことなんて何もないよ」ってそんなことないです.先生に比べればいつまで経っても生徒の僕なんてウンコみたいなもんです.そうじゃない人もいるけれど僕はウンコでした.自分ばかりが頑張っていると思っている(しかも全然頑張ってない),自分ひとりで生きていけると思っている(ところが全ては親の金・愛情,先生をはじめとする周囲の大人の温かい眼差し,バカ言い合える友人のフォローがあってこそ)だったのに...もうマジであのころの今以上にアホアホな自分に空手チョップをかましたいわ.
「なつかしいなぁ.すごいなぁ」を先生は連呼していた.何がすごいのかよくわからなかったけど,先生にひとつ感謝と自慢,同時にできることがあります.それはむかしよりも今の方がはるかに楽しくて充実しているってことです.あのころは楽しかった.充実してました.それは先生をはじめとする大人の人たちのフォローがあってこそでした(もちろん今でも頼ってしまって,恥ずかしながらたくさんフォローしてもらっていますけど…).だけど,今はむかしよりはもっと自分で生きていけるようになったと思います.少なくとも皆に,誰かに生かされているとしても,自分の意思と努力で活きていると言えるようになりました.
大人っていいですね.先生と酒が飲めるし,先生に心配ばっかりされていた僕も逆にする立場になったんですから.