センター試験

センター試験が先週末にありましたね.


http://hiw.oo.kawai-juku.ac.jp/nyushi/center/08/index2.html


専門の地理をやってみました.毎年つまらないミスやヘンテコなトラップに掛かって1問ぐらいミスするんだけど,今年は全問正解でしたよ.まあそれが当たり前っちゃ当たり前なんでしょうが.
心配なのは自分の生徒.僕の学校はあんまり頭が良い学校ではないので,センターを受験する子が少ないのです.みんな大抵は推薦入試・AO入試で既に行き先が決まっている場合が多く,まして地理なんて文系の中でもアウトローしか選択しないから地理受験者は例年少ないのです.それに今年の地理受験者は戦闘能力が低い(特進クラスの子がいないのもあるんですが…).何度やっても同じような問題をミスするし,地理の偏差値は結局最後まで50を超えることがありませんでした..これには僕も相当凹みましたが,自分の成績を見て「センターはダメもとですから.これは所詮練習ですよ」と生徒に言われて更に凹みました...本命の私立の受験まではまだ2週間ほどあるからがんばりましょう.あ,僕が頑張るのですよ(って自分の受験みたいだ).
・・・と,書いたものの,けっきょく自分の受験生の頃は棚に上げての話なんだけどね.僕は当時全く勉強しなかったし,だから今現在苦労しているんだけど,そんなことその時はわからないんだよ.今,受験生で「これは将来の自分のためだ」って考えて勉強している子はいるだろうけど,でもそれはそう考えているから勉強するんじゃなくて,自分の周りの仲の良い子・あるいは学校のみんなが勉強するから流れの中でしている要素のほうが強いと思う.早い話,うちの学校のあんまり成績の良くない子でも,どこかの進学校に早い段階から突っ込めば「勉強するのが当たり前」という空気の中で受験の意識が高まるんじゃないかな.受験勉強する空気がないところで勉強するのはつらい.まず自分のポテンシャルを上げるのが大変だ.だから僕の高校時代,一生懸命勉強していた,ごく一部の同級生は本当にすごいと今思う.勉強はみんなと同じ流れの中でやるのが一番効率的だからね.
先生はみんな(僕もそうです一応)生徒に勉強をしてもらおうと必死ですよ.なんか違うような気もしなくもないけど,将来的に今の僕みたいに「あーあの時勉強していれば…」って思ってほしくないから.勉強はさせるのより自分でするほうが数万倍簡単で,なおかつ楽しいものだって今になって実感しているよ...