(19)『ウェブ社会をどう生きるか』

この本を読み終わりました.

ウェブ社会をどう生きるか (岩波新書)

ウェブ社会をどう生きるか (岩波新書)


なかなか面白かったです.ウェブ2.0から情報学の哲学的問題,オートポイエティック・システム,最後はウェブ社会での格差と上手にわかりやすくまとめてありました.コンピューターに疎い僕などは情報と聞くと,丸っきり「未知なもの」という認識を反射的にしてしまいがちです.でも情報学は哲学的な考えがあってこそであるし,経済と強烈に結びついていることからもわかるように,社会的な構造と人間の内面からは抜け出すことはできないわけですね.
ほんの少しだけ情報学アレルギーからの脱却を図れそうな本でした.