今さら説き掛け

なんでこんなの見つけてしまったんだろう..



時をかける少女「変わらないもの」
http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=578390



本当にもう死にたくなるねこれ.動画を観るだけなのに鼻水垂れまくり.
この作品を観に行ったのは2006年の夏だったか.当然いつものようにひとりで観に行ったんだけど,公開している映画館が異常に少なかった気がします.で,幕張の映画館で公開しているのをチェックして行ったら,満員で入れねーでやんの.次の日もリベンジして,どうにか劇場の席に着くと何だか知らんけど奇妙な違和感が.周りを見回してみて原因に気付きました.観客の多くが単毒行動のオタク(※オタクかどうかはわからないが,観客の見た目が「オタクと呼ばれている人たち」の多くに見受けられるファッションであったということ.真夏なのに私服で厚手の黒のジャケットを着ている理解不能な人までいた.なんで?).ぜってーこいつら2度3度観てるよチクショーそのせいで僕は昨日観れなかったんだどうしてくれんだよパンフレット売り切れだよと自分の現状把握能力のなさを棚に上げて憤ってみました(映画にはパンフレットは必要ですよ.もうかれこれ300冊以上にストックが溜まってきて家は置き場に困るほどですが).
作品は今さら語るまでもないけど,うーん・・・と,うなってしまいますね.タイムリーフをうまく使った構成で爽やかな感じの『バタフライエフェクト』をイメージしてしまいました(夏の季節とタイムスリップなら『サマータイムマシン・ブルース』かな?).何度もやり直せる.やり直せるはずだったんだけど…ねえ.












俺らはもうやり直せないから!!!!!




過ぎ去ったもの.高校時代って何か特別な時間だった気がする.この瞬間に自分がいることって気付かないよね.その時,空気なんてもう「絶対忘れない」と思っていたって,当時の思いは改変されて美化されて,そしていつの間にか記憶からこぼれていって.何であんなことをしてしまったんだろう,しなかったんだろう.それだってもう怪しいものだよ.こんなに楽しいことはなかった.本当かね? 僕はもう僕の記憶を捏造してしまっている.
高校時代,青春って自分たちで茶化しながら言っていたころ.でも今は? そりゃ時かけ観にオタクも群がるよ.その記憶がなくても投影できてしまう.最高に楽しかった中高生のときの記憶.それが嘘だったとしても,瞬間を忘れないって思った気持ちは正しいから.その気持ちには嘘はなかった.
僕は教員になってよかった.永遠の中二病患者だから,どうやっても抜け出せるわけがないんだ.「自分たちは最高の時間を過ごしたんだ」って,生徒たちに20を過ぎて30になっても恥ずかしいほど思わせたい.その手伝いをしたいから.
「時は過ぎるものじゃない.やってくるものだ」 リメイク元作品最後の言葉.それを信じてみるよ.