(16)『大人のための「学問のススメ」』

この本を読み終わりました.


大人のための「学問のススメ」 (講談社現代新書)

大人のための「学問のススメ」 (講談社現代新書)


放送大学の2人の先生が書いた本.大学の性格上,放送大学では年齢も関係なく勉強をしている人がたくさんいます.この本は生涯学習,社会人学習の大切さをうたっているものです.
だけど2人の話し言葉があんまりよくなかったかなぁ.堅苦しくとは言わないけれど,文章も取り留めなくなってしまったような感じを受けました.それでも工藤先生の「要するにわたし自身は,何があろうと生涯学びつづけることは誠実に生きぬこうと努めることに等しいと考えている人間です」と書いてあったのには感動しました.僕もお二方の推進する社会人学習を実践する身ですからね.うんうんと頷くことはたくさんあります.
本の感想とは離れてしまうけれど,人は自力で学費を払えるようになったらもう一度学校で学ぶべきだと思いますよ.親の金で通っていたら本当の意味で勉強の大切さと素晴らしさはわからない.新しく入り直した大学や大学院では本気の勉強ができます.あと,限られた時間の有効利用と集中力も身につきます.