方言

 や、どうもどうも方言フェチ(女性限定)のかずのすけです。
tobiねーさんの日記で方言ネタが話題にされていましたが、方言ってあれですね。
アイデンティティが凝縮されているというか。なんというか。
方言は戦国時代の間者発見装置として領主に半ば強制的に普及されたという説が有力ですが、今の時代に
なってしまえば出身地をアピールするだけの材料ですね(とうぜんコンプレックスとしての出身地バレが
残る場合もありますが)。江戸時代の参勤交代で江戸城に集まった大名たちはさながら多国籍軍の様相を
呈していたことは疑いのないところですが、今はテレビの普及もあるし(テレビっ子ほど方言が軽いって
ホント?)全然目立たなくはなっていますね。僕はわざとらしい方言が許せないのです。10年とか20年
住んでいた人の方言なら全然オッケーむしろ推奨なのです。しかし1年や2年しか住んでなかったのに
方言を喋りたがる人いるでしょう?(特に関西弁を使いたがる人多し) 
あれ、やめてほしいわけですよ。じっさいにそのお国言葉を喋る人からすると「なんか変」って
なるだろうし。数ヶ月くらいアメリカに留学していた奴が日本に帰ってくるとワザとらしく英語の
イントネーションが「それっぽく」なっていたりするのと同じです。
 ※友人のYT氏が1年ちょっと京都に住んでいたのだけれど、帰ってきてやたら京都弁を喋りたがる
  傾向がみられ、みんなで(関西弁を喋る彼女も)「変だ」「ウザイ」を連発していました。
  それでも懲りずに(似非)関西弁を喋っている彼ぐらいになれば尊敬に値します。
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 学生の頃、関西に旅行しました。数日泊まったのが奈良のユースホステルでした。
リビングにでっかいテレビがあって、ニュースを流していたのですが、そのとき旅先で仲良くなった
神戸出身(だったと思う)の女の子と一緒にボーっと観ていました。天気予報になって、アナウンサーは
完璧な標準語を喋っているんだけど、気象予報士のお兄さんは本人は標準語を喋っているつもりみたい。
だけど明らかな関西弁。100%関西弁にしか聞こえません。思わず笑ってしまって横にいた女の子に
「なかなか意識しても方言って抜けないんだよねー」と言ったら「え? ふたりとも完璧な標準語
喋っているやん」(←たぶんこんなかんじで言ったと思う)と返事しました。そのときすごくビックリ
したよ。やっぱり普段聞きなれていない言葉を聞くとちょっとのニュアンスが全然聞き取れないものだと
思いました。アナウンサーみたいにめちゃんこ訓練しなければ、ネイティブスピーカーでもないかぎり
完璧な発音をするのは難しいのかなとも思ったりします。