深夜の詩

ありがとうあいしていますさようなら生まれ死ぬまで何度呟く
西瓜でもナイフとフォーク使い分け食するあなた想い出し夏
背伸びして何が変わるか3センチ何も変わらぬあなたの視線
溜め息を溜めずに吐くと過呼吸で知っていますか苦しくなると
葉桜の毛虫避けつつ回り道遠くあの日は戻らない道
着信をいつも何度も確認す私知らない“友達”の君
「忙しい」逃げる私に今日もまた微笑み返すあなたがいるよ
他の子の話題出る度トーンダウン気持ち気付かぬあなた恋しい
雨上がり洗濯干して掃除して料理作って会いに行きたい
「また今度」今日もあっさりさようなら知らない君は僕を残して
君がいるただそれだけで今日もまた活きていけると感じる僕は
「待っている時間も好きよ」どうしてと尋ねる僕に君は微笑む