てるみーわい

文化祭の準備で，たぶんいろいろクラスであって泣いている女子生徒なんぞ見ているとなんだか「青春っていいなぁ」という気分になる．
そういえば僕はいつが青春だったっけ．たぶん今だってそうだ．だってこんなに熱いもの．それでも何か違う．僕はもう主役じゃない．そして別にそれは悲しいことじゃない．順繰りにバトンタッチしてそして彼らも懐かしむんだね．

猛烈に何かを思い出した．僕の最後の青春はいつだったんだろう．そういえば前から欲しかったものがあった．そして今日，仕事を終えた後，さっきこれを買ってきた．

ミレニアム

おいおい．何をトチ狂ったか中古の捨て値でこんなの買っちゃってるよ．つーか9年前でしょこれ．20歳を少し過ぎた頃，1999年に絶望的に聞いた気がする．友達の留学先のアメリカに遊びに行ったとき，ドライブしているレンタカーのカーステレオから半永久的に流れてきたバックストリートボーイズ．別に僕はファンじゃないし，趣味じゃないし何とも思ってなかったけど，10日ぐらい前から猛烈に聞きたくなった．
音楽って時を止めるよ．その時が，そのまま固まってたぶん音楽から流れ出している．その時を思い出す．その時の空気，空気，空気．一緒に聞いたこと．一緒にいたこと．なんか歌っていたようだ．別に好きでも何でもないのにバックストリートボーイズ．てるみーわい．今なら，何だか好きになりそうな気がした．

もうアメリカの，あの，がっかりするぐらい何にもない地平線を目にしながら聴くことはないけれど，これはカーステレオから聴きたいな．そうだ，湘南がいい．海風を受けながらドライブしたい．音楽を聴くためにドライブ．なんでこんなこと思うんだろう．てるみーわい．過ぎ去った青春の中で，僕だって教えて欲しいよ．

Backstreet Boys - I Want It That Way