学部生のゼミ合宿に参加して青春汁を飲む

定演の打ち上げで酒をめずらしくガブガブ飲んでハイテンションになって帰宅.やっべ履歴書書かなきゃでもF1おもしれー空気読めねえマッサさいこーなんてやってたらいつの間にか空が明るくなってきた.学部生にゼミ合宿に誘われていたからこれはドタキャンできんなと寝ながら準備して無理やり出発.そして予想通り車窓を見ることもなく東海道線爆睡.

ゼミ合宿は前日から開催されていたのね.でも試験と定演があったから2日目からの参加で.遅れて到着したもののみなさんあたたかく迎えてくれました.院生は僕ひとりの参加でした.しかしここで予想外の出来事が! 学部生オンリーの企画だと思っていたのに先生がそこにいるとは!! とりあえず「先生…文献購読(英語)が終わってないんですけど……」「あれ? 締め切りはいつでしたっけ?」「7月中です…」という場違いでカオスな挨拶をしておきましたヨ..

まあここで学部4年生のゼミ発表の内容を書いてもいいんですけど,たぶん読んでいる皆さんはつまらないと思うのでパス.それにしても何にしても大学生の若さ溢れる語らいよ.恥ずかしくて小便をちびりそうになってしまいました.普段から中高生に接していても,あまりにも自分らと違いすぎて別物としての扱いなんですよね.でも大学生は年齢も僕に近いから(反論はないよな!!) .

人は学校を卒業してから成長するものなんだなとキモいことを考えてました(まー,僕らを見ても年長の方は恥ずかしくて身をよじっているんでしょうけどね.それは置いておきます).でも若いといっても彼らは僕の大学生のときよりははるかに大人だと思いましたよ.「自分らはなんにもできないですから」なんてサラッと言えちゃうところがすごい.だってまだ何にもやってないんだよ.できるかできないかなんてわらかないじゃん.当時の僕だったらわけわからん根拠のない自信で満ち溢れてたような気がする.カミングアウトをするまでもないけどww
卒業論文の構想発表をひとりずつやっていって飯食って風呂入ってダラダラしたあと花火なんてしちゃいましたよ.花火ですよ花火! あまりの青春っぷりにおじさん鼻血出ましたよ.きゃっきゃとはしゃぐ女の子とそれに絡みたい男の子とそれを離れたところで見る先生と僕.なんかこんなんハチクロでみたなぁと.っていうかリアルハチクロじゃねーかと.全米が泣いた

部屋戻ってきて宴会.先生楽しそう.学生の皆さんは青春汁垂れ流しでした.なぜか僕も会話に強制参加させられているし.年齢言ったら驚かれるし(ぜんぜん落ち着きとかないもんねー).合コンの話とか合コンの話とか合コンの話とか合コンで知り合った男の子からメアド聞かれてデートいっちゃった話とかこんどは自分から勇気を出して誘ったとか.んで別の子は合コンで彼氏かできてその彼氏は僕と同じ歳で弁護士だとかその他の参加者は外資系サラリーマンとか公認会計士だったらしく初デートは丸の内でランチをしたとかで激しく鬱(俺が).
0時を過ぎて宴会もお開きになり歯を磨いてねるかー僕はひとり部屋なのね院生偉いのねなんて思っていたら「語りましょうよ」と.あなたたち若すぎですね.テレビはキルビルがはじまったところで,彼の映画音楽の使い方,登場人物,日本映画への造詣とリスペクト等々タランティーノ映画の観方とかを熱く語りたかったけどキモがられると思い必至にこらえる.

そしてまたもや恋バナか.これもうほとんど高校修学旅行のノリですね.なんか俺が熱く語ってるし.俺キモ.そしてみんな黙って聞いているし(やめてくれーやめてくれー時を戻してクレー) ところが「…見た目は私たちとかわらないからって思ってましたけど,ずっとずっと大人ですね」ってキタこれ.
ってこねーよ.つーかほんとに好きなら一緒にいればよくね? 一緒に居たくないなら居なきゃいいんじゃん.案外誰も気にしてないから誰かの目があるわけじゃないし身動きが取れないって言うならそれは自分で劇的になろうとしているんだよきっと.素直になりたいはそんなに難しいことでもないでしょ.もうそういう駆け引きとかメンドクサイこと嫌なんだよ.10代なんてはるか昔に過ぎ去ってこれから30代に入っていく自分はそう思うよ.
って無理やり語らされた!! 俺の恥ずかしさに絶望した!!!


あれ?


でもそういうセリフは効果的らしい(まー余裕で僕は負け組スパイラルから抜け出せてないんですけどスンマセンスンマセン).ハッ! そうやって僕と同じ歳の弁護士は女子大生をゲットしたのか!! そうに違いない.大人ですよオーラをプンプンに醸し出しながら静かに語り合えるショットバーとか「君は充分がんばってるよ」なんて優しい言葉を掛けたりしたに違いない.決して札束で頬を叩いたりはしてないはず!! それだったら俺らでも余裕でいけるんじゃね?(…という妄想に男の脳みその90%は支配されている)

キルビルは大量の血を垂れ流しながらゴーゴー夕張からリューシーリュウの最後の戦いへと移行していた.「…行くよ」「…きな」なんていつのまにか僕はふたりのセリフを先回りして言っていた.それに気付いた若者の何ともいえない表情を僕はたぶん一生忘れない(たいむりーぷ!たいむりーぷ!!).

朝は早かった.でも仕事をしている人は時間通りにきちんと起きれるのだよ明智君(誰).そして最終日.帰りはあっけなく解散.男の子3人とガタゴトとゆれながら東海道線.就職とか将来の夢とかを聞く.すごいなぁしっかししているなぁ心から感心した.こういう彼らが居るならまだ日本も大丈夫じゃね?(当然ミーも含む)
めちゃくちゃなスケジュールだったけどやっぱり参加してよかった.知ったようなアドバイスを僕がしているようで,実際に考えさせられてアドバイスを受けていたのは僕だったんだ.気合も入ったし今後の目標も立った.がんばりますがんばります.この日記にはたどり着けないとは思うけど,4年生のみなさん合宿に誘ってくれてありがとう.