スーパーカー

 cream soda  PLANET  スリーアウトチェンジ

 カーディガンズスーパーカーが似ていると書きましたがそれは初期に限定されますね。
スーパーカーは最初ギターバンド。『スリーアウトチェンジ』をはじめて聴いたときは衝撃的でした。
今はそれなりの地位を確立している彼らだけど僕はあのときの「クリームソーダ」のインパクトが
未だに忘れられません。そのデビューしたてのスーパーカーを求めて行ったのがフジテレビ。
まだ僕が10代の頃でした。ゆりかもめの新橋駅は仮設段階で、少し電車に乗ると明治時代の
旧新橋駅発掘現場(現汐留日本テレビ周辺)に遭遇したのです。当時はお台場さえ何にもない状態でした。
その引っ越したばかりのフジテレビの深夜枠で放送していたファクトリーというどうでもいいような音楽番組の
公開録音に行ったのです。はじめて彼らを生で聴いた感想「うわっ!こいつら超ヘタクソ」。
絶対僕の方がギターうまく弾けると思いましたよ(今はもちろん上手くなったでしょうが)。
ベースのmikiちゃんはかわいかった。ああいう目がちいさい子に僕は弱いです(聞いてない)。
でもどことなく「絶対売れるぞオーラ」は発散していましたね。その後の活躍は説明するまでもないでしょう。
 さてそのとき、同じくきったない3ピースバンドも競演していてやっぱり演奏はヘタクソなんだけど
圧倒的な存在感を充満させている彼らがいました。楽曲が完成されているのです。そして客のライブへの
引き込み方が見事。僕も全然知らないで観ていたのに、いつのまにか他の客と一緒に暴れていました
(若かったね。いやはや)。帰ってからうろ覚えのバンド名と楽曲名を手がかりに買ったCDはこれです。
 陽はまたのぼりくりかえす