(2)『容疑者Xの献身』

あ〜いさなくていいから〜とおくでみまもってて〜♪



今日は思いがけずお休みだったので『容疑者Xの献身』を見に行きました.いや〜よかったですねえ.原作を読んでいたんだけど,堤真一の演技もすばらしかったですね.二宮清純にしか見えなかったですけどね.
主題歌もよかった.映画を観終わった後に流れてきて何となく歌詞を拾っていると,またしみじみと感動できた.しかし福山雅治は多才だなぁ.



KOH+ 最愛

(69)『コスプレ女子の時代』

コスプレ女子の時代 (ベスト新書)

コスプレ女子の時代 (ベスト新書)


ジャンルはヲタにしてあるけれど意外にヲタっぽい本ではなくて女子論みたいな感じ.まあ,コスプレする女性を本のターゲットにした場合ヲタ的な括りよりも精神というか内面にスポットを当てたほうが面白いものが書けるよね…という典型かな.若い女の人が読めば「自分に当てはまるなあ」と笑えて楽しいかも.新書だし簡単に読めるのもいいね.

(71)『悩む力』

読書日記をサボっていると相当めんどくさいことになるなぁ..

悩む力 (集英社新書 444C)

悩む力 (集英社新書 444C)


姜尚中という人間の入門書.この人の専門領域を知りたければ論文や学術書を読めばいいだけ.彼は在日という存在から悩みは深かったことが計り知れる.僕も悩む人だけどこの人ほど強烈な何かを背負っているわけではない.でも読むと安心する.いい本だよ.この人も真面目でいい人だし.

(68)『4-2-3-1 ― サッカーを戦術から理解する』

4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書)

4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書)


これは普通に面白かった.この本があっているか間違っているかはとりあえず置いといて,日本のサッカー(とそれを取り巻くマスコミ)がいかにキャッチフレーズ大好きかがわかる.それと括られるフレーズがいかにサッカーに弊害をもたらしているのかを.
トップ下? ボランチ? クソくらえでしょ.

(67)『水滸伝 十一 天地の章』

水滸伝 11 天地の章 (集英社文庫 き 3-54)

水滸伝 11 天地の章 (集英社文庫 き 3-54)


つーかシブンキョウのイメージ違いすぎるだろwww

クールクール

今日から定期テストー.
うちのクラスのアホアホちゃんたちはきちんと勉強しているかしら? 「大丈夫だ.人間寝なくても死なないんだからな! “徹夜すると集中力がなくなる”とかホザく奴がいるけれど君たちは元から集中力がないんだからなにも問題ない!!」って活を入れておいたけれど心配だ..
でも最近の1番の心配事はアホアホ軍団のことではなくて,東大を受験する予定の高校3年生のことだ.3人いるんだけどこいつら本当に勉強しないんだよね..まあ,うちのクラスの奴らが代ゼミとベネッセの模試で叩き出した偏差値は30〜40台だったけど(そんな偏差値でるんだねマジで),3人組の偏差値は余裕で70越えるぐらいかな?? そのうち1人はセンタープレで殆ど満点に近かったりするんだからなぁ.そいつらが勉強をしないってのは,うちのクラスの奴らが勉強をしないというのとは全然違うのね(これでひとつの学校ってのがおかしいよ).
だからというべきか・・・案の定,東大受験組の地理の数字が伸びない.今年の4月から地理の勉強を始めた(というより僕がこの学校に来るまで地理の先生は居なかった)から,すぐにできないのはしょうがないんだけど,根本的な問題が違うような気がする.それは1番できる奴が「できない自分が嫌だからあんまり地理を勉強しない」ということに尽きる.この前それを本人に指摘した.自分でもわかっているみたいだった.そして僕がそれに気付いていることもわかっていた.
こいつは本当に頭が良い.勉強もできる.だけどやっぱり高校生なんだ.人間の好き嫌いが激しすぎる.特に教員の.
僕は何故か好かれている.嫌いな先生の授業は寝てたり本を読んだりしているくらいなのに,毎日そいつが職員室に他の奴らも引き連れて自分に会いに来るぐらい好かれている.「もうお前らに会いたくないから来るな」って言っても来る.こいつに好かれているから週1の放課後補講でどうにか範囲を終わらせられたんだろう.だから「地理ができない」と言っても通常は2年を掛けてやる範囲を4ヶ月で終わらせて,尚且つ東大の過去問を3割ぐらいできるようになったんだから上出来と言うべきなのかもしれない.でも僕はそれじゃ嫌なんだよ.受験に絶対はないから死んでももっと勉強させたい.こいつ(ら)に好かれているアドバンテージをフルに使わない手はないじゃないか!!


あるとき「なんでそんなに俺のことが好きなんだよ?」って聞いてみた.そうしたら「先生は熱いじゃないですか」と言っていた.ばかやろ俺はクールだよ.
その辺が高校生なんだね.頭が良いけど何もわかってない.カスでクズみたいな僕と比較して物凄く優秀な先生はたくさんいる.もちろん熱い先生だってたくさんいる.でも奴らは子どもだからそれに気付いていない.10歩譲って・・・100歩譲って,クズな僕が他の先生より万が一・・・百万が一優れている点があるとしたら「正直なところ」だと思う.というより僕にはそれしかない.嘘は言わない.言う意味がない.
大受験3人組に限らず,もちろん自分のクラスの生徒にも,学校中の,日本中の高校生には何が何でも勉強させたい.良い人間(何が良いかはわからないけど)になって欲しい.信じることができる人に,困っている人がいたら助けられる人に.そのために力をつけないでどうする? 人の気持ちがわかる人に.人間は感情移入できる唯一の動物なんだ.人の喜びも悲しみも同化して共感したい.たぶんそんなのできるわけない.でもその努力を惜しむようではダメだ.人のために生きたい.それが自分の為になり自分が必要とされ生きている感じがするから.俺なんか足元にも及ばないくらい優秀なお前らの喜びも悲しみも苦労も苦悩もわかるようになりたい.わかりっこないってわかっていてもだよ.